70代 女性

眼科の定期検査に来院。いつものように点眼を処方希望での来院でしたが、何か見えづらい症状がずっと続いており、お持ちの眼鏡での視力を確認しました。検査をしたところ、お持ちの眼鏡をかけた方が視力が出づらいことが分かり、レンズ度数が問題かと思い確認したところ、原因は眼鏡レンズの表面コーティングがひずみ(熱クラック)を起こしていることが分かりました。見えづらさの原因は、目の病気ではなく、視力が変わっていることでもなく、眼鏡レンズの「熱クラック」が原因ということが分かりました。

このひずみ「熱クラック」といい、眼鏡レンズが60度以上の熱を受けることで、レンズ素材が膨張し、表面に覆っているコートと素材にひずみが起こることをいいます。症状としては、レンズに線の模様みたいなものが全体的入った状態で、光がこの線の模様に乱反射するため、見えづらい原因になります。一度のクラックが入ってしまうと、元に戻すことはできません。

原因としてはいろいろ考えられますが、①夏場の社内に眼鏡を放置した場合 ②ライターや焚火などの火に近づいた場合 ③サウナ ④熱いお湯など

なかなか、クラックが入っているのを、判断しにくいこともありますので、眼鏡の定期検査にご来店いただくことをおすすめいたします。